登山やキャンプで湯沸かし器を探している方にとって、使いやすさや効率性は非常に重要なポイントです。特に登山で 湯沸かし器を探している方にとって、スピーディーかつ省エネルギーでお湯を沸かせるアイテムは魅力的ではないでしょうか。中でも注目されているのが「ジェットボイル」です。湯沸かしに特化したその性能とコンパクトな設計は、登山者からの高い支持を得ています。本記事では、ジェットボイルの特徴や選び方を詳しく解説し、あなたにぴったりの湯沸かし器を見つける参考にしてください。
- ジェットボイルの特徴や利便性について理解できる
- ジェットボイル各モデルの違いや選び方を把握できる
- 湯沸かし器選びの注意点や使い方のポイントを学べる
登山での湯沸かしにおすすめアイテムと選び方
- 最強の湯沸かし器ジェットボイルの魅力とは?
- ジェットボイルは何分で沸騰しますか?
最強の湯沸かし器ジェットボイルの魅力とは?
ジェットボイルは登山やキャンプの湯沸かしに特化したクッカーで、多くの登山愛好者から支持されています。その最大の魅力は「スピード」と「効率性」です。特許技術であるフラックスリング(熱交換器)が搭載されており、高い熱効率を実現します。この仕組みにより、短時間でお湯を沸かせるだけでなく、ガスの消費量も大幅に抑えられます。
さらに、ジェットボイルは「オールインワン設計」という特徴を持っています。バーナー、クッカー、燃料をすべて一体化して収納可能なため、ザック内でも場所を取らず、荷物をコンパクトにまとめられます。また、操作が簡単で初心者でも使いやすい設計となっています。
一方で注意点として、ジェットボイルは特に湯沸かしに最適化されているため、調理の幅が広いわけではありません。炒め物や煮込み料理には不向きです。本格的な料理を楽しみたい方には別途調理器具が必要です。この点を考慮して、自分のアウトドアスタイルに合ったものを選ぶと良いでしょう。
ジェットボイルは何分で沸騰しますか?
ジェットボイルを使用すれば、モデルにより差異がありますが、500mlの水を約1分半~2分半で沸騰させることができます。この速さは従来のバーナーよりも大幅に短く、燃料の削減にも役立ちます。
これほど速くお湯を沸かせる理由は、ジェットボイル独自の熱効率設計にあります。底部のフラックスリングが効率よく熱をクッカー内に伝え、外部への熱損失を最小限に抑える仕組みとなっています。この設計により、ガスの使用量を節約できる点も大きなメリットです。
ただし、風が強い場合には、沸騰までの時間が若干長くなることがあります。そのため、風防の利用や風が当たらない場所への使用することで、快適に使用できるでしょう。
登山での湯沸かしにおすすめなジェットボイルの選び方
- ジェットボイルの選択肢
- ジェットボイルの特徴と選び方
ジェットボイルの選択肢
ジェットボイルの各モデルを比較します。各モデルに特徴を持たせてあります。
モデル名 | ZIP ジップ | STASH スタッシュ | FLASH フラッシュ | SUMO スモー | MiniMO ミニモ | MICROMO マイクロモ |
特徴 | シンプルモデル | 最軽量モデル | 最速沸騰 | 大容量向け | 広口浅型 | 万能型 |
容量 | 0.8L | 0.8L | 1L | 1.8L | 1L | 0.8L |
重量 | 402g | 227g | 433g | 515g | 477g | 402g |
沸騰時間 (500mL) | 2分30秒 | 2分30秒 | 1分40秒 | 2分20秒 | 2分20秒 | 2分20秒 |
φ直径×高さ | φ10.4cm×16.5cm | φ13cm×11.2cm | φ10.4cm×18cm | φ12.5cm×21cm | φ12.7cm×15.2cm | φ10.4cm×16.5cm |
点火装置 | なし | なし | 有り | 有り | 有り | 有り |
レギュレータ | なし | なし | なし | 有り | 有り | 有り |
定価(税込) (2024年時点) | ¥13,750 | ¥20,350 | ¥19,250 | ¥26,400 | ¥25,300 | ¥24,200 |
※点火装置…点火機能がないモデルは別途ライターやマッチなどを持参する必要があります。ただ、高所(標高2500m程度)で付属の点火装置が機能しない場合があります。付属の点火装置はあてにせず、高所でも着火するフリント式のライターを持参するべきです。ですので、個人的な意見になりますが、点火装置はなくてOKと思っています。
※レギュレータ…マイナス6℃の低温下でも安定した火力を発揮させます。また、「とろ火」などの火加減が調節可能になります。
ジェットボイルの特徴と選び方
ジェットボイルは全てオールインワン設計で、省エネルギーで素早く湯沸かしをするという基本性能を基に、各モデルに特徴を持たせています。それぞれの特徴を見ていきましょう。
注意点として、ジェットボイルに限らず、バーナー付属の点火装置は高所では機能しない場合があります。必ず、高所でも着火するフリント式のライターやマッチを持参しましょう。
ZIP ジップ
シリーズの中で一番安いです。初めての方にオススメです。
STASH スタッシュ
シリーズの中で一番軽いです。見た目の雰囲気は異なりますが、機能はZIP(ジップ)と同じです。
他のモデルとはバーナー部分の形状が異なり、スタッキングの仕方に癖があります。忘れないように本体にプリントはしてありますが、慣れが必要。
FLASH フラッシュ
シリーズの中で一番湯沸かしが速いです。爆速です。加えてシリーズで唯一、湯沸かし完了のお知らせ機能が付いています。他の機種は湯気の立ち方と沸騰の「ボコボコ」音で判断します。
SUMO スモー
シリーズの中で一番容量が大きいです。グループ登山で皆の分までお湯を一気に沸かしてあげる、面倒見がいい人向けです。
MiniMO ミニモ
カップの形状が広口で、浅い形状になっています。とろ火もできるレギュレータ付きです。料理もしたいと考えている人向け。
MICROMO マイクロモ
スタンダードのZIP(ジップ)に点火装置、レギュレータが付いたタイプです。料理や低温化での使用を考えるている人向け。
総括:登山で湯沸かしにおすすめのアイテムと選び方
記事のポイントをまとめます。
- ジェットボイルは湯沸かしに特化した効率的なクッカー
- フラックスリングにより高い熱効率を実現
- 短時間でお湯を沸かすことが可能
- ガス消費量が少なく燃料の節約ができる
- バーナー、クッカー、燃料を一体化したオールインワン設計
- 軽量コンパクトでザック内のスペースを節約できる
- 操作が簡単で初心者にも使いやすい
- 湯沸かしに最適化されており調理の幅は狭い
- 高所では点火装置が機能しない場合がある
- フリント式ライターを併用すると高所でも安定した着火が可能
- ZIPは最も安価で初心者におすすめ
- STASHは最軽量で携行性が高い
- FLASHは最速で湯を沸かし湯沸かし完了通知機能がある
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